屋根の種類と特徴

屋根材の種類と特徴について説明しますが、傷むとどのようになるのかとどのような時に修理・修繕が必要なのかも一緒に書いていきますので、お住まいに当てはめてみてください。

瓦の中にも洋瓦・和瓦があるのですが、今回は統一して「瓦」と呼ばせていただきます。

瓦は寿命がとても長く、粘土瓦で40~50年・コンクリート瓦で20年程持つと言われています。しかし、お住まいの立地や環境によっても短くなったり長くなったりします。

元の寿命が長いので傷みの進行に気付かなかったり、雨漏りしてから気付いてしまうことになりがちなのですが、その前に気付けるようにしましょう。

瓦の場合、傷みが進行すると瓦が割れてしまいます。瓦は重なっているものや、ビスで止まっている物があるのですが、いずれも割れてしまうと屋根から滑り落ちてしまうこともあります。もしもそのときに、ガラスが割れたり、人に接触したら大事になってしまいます。気付いたら修繕しましょう。

割れていることに気付くには屋根に上るのが一番なのですが、家の立地状況によっては上れない家もあると思います。

どうしても上れない場合には、離れた場所から屋根の「棟」部分を見てみましょう。棟部分にはかまぼこ状の穴に漆喰というものが見えると思うのですが、それが並んでいる中に、ほかの部分と色が違うようなことがあります。本欄の漆喰の色は白なのに「茶色」や「黒」の泥のような部分が見えている場合には要注意です。

それは漆喰が剥がれて、中の泥がむき出しの状態になっていて、その泥は雨を吸収しやすく雨漏りの原因の一つにもなります。そして、泥が外に飛び出すことで上に重なっている瓦が崩れて雨漏りを深刻化させたり瓦が滑り落ちる原因になります。

金属屋根(トタン)

金属屋根(トタン)とは薄い金属の屋根で、現在では使用される機会が減っています。材料が鉄のため頑丈なのですが、雨に弱く、錆が出やすいです。錆を放置していると、雨が錆を破って穴が空くことがあります。ですので、6~10年周期でメンテナンスをすることがお勧めです。トタンは定期的に塗装をすることで防水効果を屋根材に施し、錆が出るのを予防することができます。塗装材には錆止めに特化している塗料もあるので、すでに錆びているお住まいでも安心して工事を依頼できるでしょう。

不安なく屋根工事を頼める業者は街の屋根やさん千葉などがお勧めです。

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スレート(コロニアル・カラーベスト)屋根のある風景

スレートとは今主流の屋根材です。スレートの中にも様々な種類があり、メーカーによっても呼ばれ方が違います。コロニアルやカラーベストとも呼ばれます。

スレートも時期が経つと割れてしまったり、表面の塗膜が剥がれたりしてしまいますので、雨漏り保護のためにも定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンス周期は10~15年ほどで、塗装しますが、踏んだらすぐに割れてしまう場合などは他の方法、屋根リフォームの時期に来ています。その場合については、次の章で説明させていただきます。

スレートの塗装は高圧洗浄での水洗いでコケを落としてから、シーラーという塗料接着剤で下塗りをしてから、中・上塗りをします。シーラー・上塗りの2回で終わらせてしまう場合もあるのですが、2回と3回では耐用年数と防水性能にも数年たったときに差が出るので、優良業者の場合は3回塗ってくれます。当然、下地処理としてひび割れの補修もしてくれるので、ご安心ください。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とは、「錆びにくい・軽い・雨に強い」とお住まいにとってメリットが大きいため、外壁・屋根でここ最近よく使われるようになってきた材料です。錆びにくいとは、具体的に10年は出ないとされていて、「一生出ない」というわけではないのでご了承ください。