屋根カバー工法のメリット・デメリット

 屋根カバー工法は主にガルバリウム素材などで出来ている屋根にする施工で屋根の構造を2重にすることにより耐久性をますことができる工事です。

 利点としては、古い屋根の上に新しい屋根を装着しますので下地になる側の屋根と下地の素材が腐っていなければその上から屋根を装着することが出来、交換を必要とするのは新しい側の屋根を交換するだけで住むことが多い点です。
2重構造になりますので、外側の屋根瓦の方が咲きに耐久性が低下し、下地になる屋根瓦には太陽光や雨などが当たらないため下地さえしっかりしていればそのつど上になる屋根を交換すれば問題はないというのが特徴です。

 ですが、デメリットもあり、下地がしっかりしていない場合は屋根カバー工法は適応できず、2重構造にできない点と、ガルバリウムなど金属で出来ている屋根で無いと屋根カバー工法は施工できない点です。
しかも、如何にガルバリウムが軽量であるからといって2重になるわけですから2重になった屋根の重さに下地が耐えられるかどうかも未知数で、下地が耐えられないと判断した場合は施工は不可能となります。
 また、適応した勾配の屋根の設計でないと屋根瓦を装着してもうまく雨水を排出できない恐れもあり、そうなりますと2重の屋根内に水が浸入する原因にもなりますので最悪、2重の屋根全てを交換する必要が出てくる恐れもあります。